出世したいなら、ポエマーになりましょう。
文系でも理系でも、ポエマー能力は重要だと思っていまして、最近の日本人は不得意な人が多いと思います。
私の感覚ですが、会社の中で行われていることは、ポエマー選手権のような気がしています。
ポエマー能力が重要な理由
人間が興味があるのは、ストーリーだけだからです。
その会社での、大ヒットのベストセラー作家になることが、もっとも出世に近い道な気がします。
とある大企業でのやり取り

私が勤めていた会社の話ですが、とある製造業の会社にいまして、理系の部署にいました。
ヨーロッパから若手が出向できていました。
とある副部長まで入れた検討した結果のレビュー会の会議が行われました。
若手は、計算結果を淡々と共有するだけでしたが、副部長の顔は、最初からシラけたものでした。
そのレビュー会は終わりましたが、副部長が呆れていたので、「ストーリーを考えろって、ことですよね?」と聞くと、「君はわかっているね」と言われました。
そう、副部長がレビューしたかったのは、ストーリーだったのです。
人々はストーリーに関心をもっていることを認識しよう
これは副部長だけではなくて、人々はストーリーを求めている気がします。
そして、そのストーリーの幅と深さ、を見て、その人の能力を測っているような気がします。
ChatGPTに、なぜ人間は感情に興味があるのか、聞いてみました。
- 感情に結びつくから
感情はストーリーの最も強力な要素です。人間は、感情に反応して行動し、物語に感情的に共感することで記憶に強く残りやすくなります。ビジネスにおいても、感情を動かすストーリーが成功を収めることが多いです。したがって、感情的なつながりが最優先です。
- 脳が物語を構造的に理解するようにできている
脳は物語を聞くとき、登場人物や状況に共感し、まるで自分がその物語の一部であるかのように反応します。この「脳の構造的理解」は、ストーリーが人々に自然と受け入れられる理由であり、効果的な伝達方法としてのストーリーの力を裏付けます。
なぜポエマーのストーリーは刺さるのか
ストーリーを立てる自体は、ある程度の上流工程で働く人々であれば、当然のように行われていることです。
自分や製品、プロジェクトに対して魅力的なストーリーを構築し、他者を引き込む力が必要とされています。
その中でも、きらりと光る、つまりセンスのあるようなストーリーを作るには、ポエマーの能力が必要な気がします。

ポエマーには、ロマンチストみたいな意味があるようです。
人々は、どういうストーリーに興味を持つのは、幅があって深みのあるストーリーです。
ポエマーは感情を込め、独自のスタイルでストーリーを作るため、それが人々の共感を得られやすくなるのです。
スティーブ・ジョブス氏のプレゼンが良い例

封筒からMacbookAirを取り出すプレゼンや、iPhoneがどう世界を変えるのか?というプレゼンテーションは、人々の興味を多く惹きました。
まさに彼のようなプレゼンができる人が、ポエマーのような気がしています。
日本からは、スティーブ・ジョブス氏のレベル感で、ストーリーだったプレゼンを作れる人を見たことがありませんが、実際いるんでしょうか?(いたらコメント欄で教えてください)
アメリカにもいないと思いますが、イーロンマスク氏のような、似たようなレベルの人物は出てきているような雰囲気はある気がします。
トップはポエマーな気がする

このように、スティーブ・ジョブズ氏やイーロンマスク氏が有名になったのは、もちろん理系力も抜群に高いのですが、将来を語る力だったのだろうと思います。
ある意味、トップは世界観 を発信していて、従業員はそのトップのイメージ像に従って、日々の仕事をこなし、それがブランドイメージを創り上げて、日々強化しているサイクルのような気がします。
これは全体を俯瞰した時の、感想なんですが、実際、ポエマーになる方が出世するような気がしませんか?
ポエマーになって出世して自由を手にいれよう
実際、ポエマー能力が出世には、一番重要な能力だと思います。
色々な映画のワンシーンでも、敵役にあってピンチに陥った際に、適当なストーリーをつけて逃げるような脇役いませんか?
”口から出まかせ”とは、このことですが、ポエマー能力があれば、どんな危機でも回避できると解釈できる気がします。
出世がしたいのであれば、ポエムの連発して、早めに管理職になって、ポエムを作る時間を確保した方が効率的な気がしています。
時間がかかり、KPIにも関わらないような内容は、部下にやらせて、魅力あるポエム作りに自分は集中することが、出世への一番の近道だと思います。
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