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なぜ新車ではなく中古車を買うべきなのか?

日本の平均年収は461万円ですが、最近は軽自動車でも300万円する車も増えてきています。これは年収の7割を占める為、車が非常に高額な買い物になることは明らかです。

国税の平均年収調査結果

しかし、賢い選択をすることで、費用を大幅に節約できます。

例えば、中古車を選ぶことで、非常にコストを抑えることが出来ます。

購入の方法は、多くありますが、しっかり纏まった記事がネット上で見当たらないので、自分でまとめてみました。

今回は、中古車の購入を検討する理由とその方法について詳しく説明します。

目次

中古車を選ぶべき理由

車は高額な買い物ですが、中古車を選ぶことで、コストを抑えながらも質の高い車を手に入れることが可能です。

新車と比べて、減価償却が進んでいるため、同じモデルでも大幅に安く購入することができます。

新車と中古車の購入の違い

新車を購入する場合には、車とサービスに違いがあります。

車はもちろん新車で、最新式の年式を買うことが出来ます。ディーラーから購入すれば、新車保証やメンテナンスパック、EVやハイブリッド車であれば、1年目は税金を支払う必要がない等の特典があります。

一方で、中古車を購入する場合には、前のオーナーがどういう使い方をしていたのか不明なことが多く、購入して突然の故障も十分にあり得ます。

中古車の方が費用対効果が高い

新車購入では、車体費用に加えて、登録費用、税金、保険料などが含まれます。

また、新車は世の中に出たばかりのため、価格は高めに設定されています。

一方で、中古車の場合は、すでに一定の期間使用されたものですから、新車より大幅に価格が下がっています。

車の価値は、新車として乗られ始めた瞬間から値落ちが始まります。

その為、同モデルでも中古車の方が、新車よりもかなり安く手に入れることが出来ます。

減価償却の観点(BMW M4の実例)

特に新車は購入してから、最初の数年間で急速に価値が低下します。

特に購入直後から数年は、急激な減価償却の期間です。1年目で20-30%ダウン、3年目には50%がダウンします。

ここで値下がりについて、BMW M4を見てみましょうか。

こちら新車価格は、1458万円ですが、中古は992万円で、▲466万円(32%)も値下がりしています。

このM4は2年落ちの車両で、1.2万キロしか走ってません。

2年で32%ですから、5年で半分くらいでしょうか。

(BMW M4は、短期的な値落ちしますが、その後は落ち着くので、初期投資できる人には、結構おすすめな気がします)

中古車の買い方

例えば、カーセンサーやグーネットを通じて、業者に問い合わせを簡単にすることが出来ます。

しかし、もっと安く買おうと思えば、車の詳しくエンジン載せ替えでも安くできるなら良いのですが、代行業者を通じて、オークションで直接に買い付けが良い場合もあります。しかし、リスクも多いので、しっかり説明していきます。

基本的な考え方は、故障した際の、リスクとコストのバランス問題になります。

業者オークションは、売る時の方良いかも。買取価格は、買い取り店の利益が引かれるので。

ディーラーで認定中古車を購入

これが最も、リスクが低く手堅い買い方と思います。

例えば、トヨタの場合は、まるごとクリーニングや車両検査証明書をつけたり、1年間は無償保証してくれます。

だいたい中古で買ってから、1年走れば、主要な故障は出てきますから、それを無料で治してくれるのは強いです。

GAZOO中古車から引用

TOYOTA認定中古車の魅力:https://gazoo.com/U-Car/nintei/index.html

価格については、ディーラー認定車は高めの傾向です。

これは、購入後の保証分は、そもそも多めに購入者が購入時に払っていたり、まるごとクリーニングなどの費用が別途かかっているからでしょう。

全国的に有名な大手企業から購入

他にも、中古車の大手からの購入も候補としてあります。

ディーラーほどの安心感はないですが、たいてい安心して購入できるような仕組みがあります。

ガリバーの購入時の無料保証から引用

こちらは、ガリバーの保証ですが、購入してから国産なら3ヶ月、輸入車は1ヶ月の保証がつきます。

この期間に故障した場合は、ガリバーが修理してくれます。

ガリバーの有償保証から引用

さらに無償で不安な人は、このように追加でお金を支払えば、さらなる保証をつけてくれます。

ガリバー保証説明:https://221616.com/services/10year-warranty

ビッグモーター、ネクステージ、も有名

ローカルに複数店舗を持つ店から購入

大手は、全国に店舗がありますが、こちらはローカルに複数展開しているような店舗です。

例えば、G-AFTERもそうでしょう。

千葉や埼玉、栃木といったように、北関東に店舗を展開しています。

G-AFTERの公式ウェブサイトより引用

もれなく、このローカル店舗でも、3年までの保証があるようで、比較的に安心して車を購入できそうです。

G-AFTERの保証:https://www.g-after.com/guarantee

2025年の新卒採用もしているようで、これから伸びが期待されるのでは無いでしょうか。

中古車の価格をカーセンサーや公式ウェブサイトで見ても、少し定番から外れているような車もチラホラいますが、安めに出品されています。

良質な個人経営店から買う

個人経営の店から購入する場合、車に対する愛情が感じられる良質な店舗を選ぶことが重要です。

特に高級車や趣味性の高い車を扱う店舗では、詳細な履歴やメンテナンス情報を提供してくれることが多く、安心して購入できます。

例えば、この静岡県にある中古ショップは、ポルシェの新入庫車を掲載していますが、その細かさに驚くと思います。

Real-ize. リアライズのブログ~ 本日のリアライズ~:https://ameblo.jp/realize8008/entry-12860342936.html

弊社で2019年に販売させて以来、お客様が乗り継いで下さり買取にて入庫致しました。

初めて弊社で仕入れた際に既に100000kmでしたがワンオーナーで距離を感じさせないコンディションでした。

それから数年経ち、3名の方が乗り継がれて現在120000kmになったところです。

これはブログの記事からの引用ですが、購入された時期や、前オーナーの情報まで掲載されています。

画像の数が多いので、ここに掲載しませんが、リンク先のウェブサイトには、内装と外装の写真が大量に掲載されています。

これは、ポルシェという車の趣味性の高さと、良い意味でオタクな店主や客が多いから成り立っているので、こういう良質な店は希少ということになります。

上級者の買い方

ここから先に紹介するのは、車に詳しい人向けになります。

  • 初心者レベル…オイル交換やタイヤ空気圧など、基本的なメンテは知ってる
  • 中級者レベル…オイルやフィルタ類交換、ブレーキパッドやバッテリーなど、基本的な修理ができる
  • 上級者レベル…自分で複雑な修理ができる。サスペンション交換、エンジンの動作原理知っており、トランスミッションの修理ができる
  • 専門家レベル…自動車工学に精通しており、車両設計や製造にも深い知見を持つ。最新の技術と規制にも詳しい

ぱっと修理費に100万円出せるくらいの中級者や、全て自分で修理できる上級者、専門家にお勧めの方法

代行業者を使ってオークションで買い付け

本当に車に詳しいのであれば、これが最も良い買い方だと思います。

カーオークション.jp

有名なのは、カーオークション.jpで、ここは老舗のサイトです。

直近の落札実績を眺めることで、相場を掴むことも出来ます。

M4の実績

例えば、さきほど見たM4を見てみると、894万円で落札されていますね。

2023年の2千キロの新古車みたいな車ですが、894万円と格安です。

グレーがないので白で

カーセンサーでグレーを探してもいなかったので、似たような白ですが、1126.3万円乗り出しとなります。

走行距離が1000km短いのに、232.3万円安く買える計算になります。

というのは、語弊があって、もう少し続きを見てください。より詳細に計算して比較すると126万円ほど安く買える計算になります。

注意)実際は、色の差もありますし、車両の状態も見ていないので、あくまでラフな比較となる点、注意してください。

消費税と手数料を加えると差額126万円になる

これが落札価格一覧

これが落札価格の一覧になりますが、大した費用ではありません。

先ほどの894万円のM4を落札した場合では、1%ですから9万円の手数料が発生して、消費税がかかるので、およそ10万円になります。

そして、車両価格にも消費税がかかるので、894*0.1=89.4万円かかります。

これら合わせると、だいたい100万円上乗せされて、残りは、落札料とか陸送費とかリサイクル委託金などの少額で、ざっくり10万円とすれば、合計で1000万円くらいになりました。

先ほどのCarsensorでは、支払い総額の乗り出しが、1126万円だったので、差額は126万円になりました。

10%の消費税の存在が大きいですね。1000万円の車だと100万円かかるので注意です。

中古車選びの具体的なポイント

ビッグモーターの事件があってからは、大手でも安心して購入できなくなった為、大手だからと信用して、車を買うのは辞めましょう。

車両の履歴を確認する

整備記録簿というものを聞いたことはありますか。

もし初回車検を迎える3年以内の車であれば、整備記録簿が残っている可能性が高いです。

整備記録簿(せいびきろくぼ)とは、車両の整備や修理の履歴を記録した書類です

何月何日に、どういう整備を受けてきたのかが記載されています。

例えば、オイル交換は5000kmに1回が望ましいですが、その通りに受けているのか、整備記録簿を見れば、その車がどういう整備を受けたのか、すぐに把握できます。

30000km走っているのに、オイル交換は1度だけみたいな車は避けたいですね!

修復歴の有無を確認する

修復歴という概念があって、事故をした場合に、車両のフレームを修正した場合には、修復歴にカウントされます。

ちゃんと説明したインターネット記事がない気がするので、しっかり説明します。

車には、サスペンションという部品があって、足回り部品と呼ばれています。

これは、車のフレームに、サブフレームを介して固定されています。

タイヤ→サスペンション(アームやダンパー)→サブフレーム→ボディ(フレーム)で取り付けられる

つまり母体であるフレームが曲がってしまえば、サスペンションの取り付け位置がずれている可能性があります。(もちろん、変形していないこともある)

その場合は、そもそも車が真っ直ぐに走らないこともあります。

ちなみに、アライメント(初期にタイヤをどういう角度で使うのか?)の管理値は、トー角0.1度変えるだけで、車両挙動に感度があるので、修復歴がある車は、アライメント以前に取り付け点が、ズレている可能性があります。

他にも、外から見た表面は綺麗だが、実際、中は汚く修正されている懸念もあります。

その為、できるだけ修復歴ありの車は避けるべきだと思います。

修復歴ありは、買う時安いが、売る時も安いから、乗り潰さないならトータルの費用面は、大差ない

試乗を申し出てみる

他にも、ショップが対応してくれる場合は、試乗させてもらいましょう。

  • ハンドルをまっすぐにして、まっすぐに走るか
  • わずかにハンドルを動かした際に、足回りに遊びはないのか
  • エンジンの加速は、ペダル操作に対してスムーズか
  • エアコンは、ちゃんと冷房が効くのか
  • 足回り(特にダンパー)がヘタって、乗り心地が極端に悪化していないのか

このような観点で、車をチェックすることが大事です。

車を確認する時は、スピードを出しすぎる必要はないので、車線を守りながら、ハンドルをゆっくり動かして、車両の挙動をじっくり観察するのが、おすすめです。

実際、私もメルセデスのディーラーに行った際に、中古車を試乗させてもらいましたが、試乗すると、そもそも、その車の乗り味が良いのか?なども分かります。

結構、カタログや中古相場だけ見て買う人も多いですが、試乗が出来るならお願いしましょう。ただし、冷やかしは禁物で、ある程度に購入する決心がついてから申請しましょう。

まとめ

中古車を選ぶことで、コストを抑えつつも質の高い車を手にいれることが出来るでしょう。

購入方法や車の選び方については、自分の知識レベルやリスク許容度に応じて適切に選びましょう。自動車は高額な買い物ですので、慎重な判断が求められます。

  • 中古車を購入は、リスクとコストのバランス
  • 自分の知識量に合わせた買い方を選ぶ
  • 基本は大手から、上級〜専門レベルの人は、業者オークションもおすすめ

自動車は、高額な買い物になるので、自分の知識レベルに合わせて、慎重に選びましょう

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この記事を書いた人

JTCに勤める30代前半の会社員。若い頃は、有り金を全て車に注ぎ込む人生。転職4回、引越し10回以上。今は都会で世帯年収2000万円以上、激安でベンツ乗り回しています。車を始めとする生活の小技や金融知識を、広く紹介。

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