賃貸とマイホーム、リセールバリューの高い家を買えなければ、賃貸がお得だと紹介しました。
では、リセールバリューの高い家を買う自信ない、数千万の負債を背負って家を買うのも嫌だという方に。
賃貸に住むメリットと、相見積もりによって生活費を安く抑える方法を紹介していきます。
賃貸なら金銭的リスクを背負わなくてよい分、負担が減りより豊かな生活を送れるでしょう。
賃貸に住むメリット
賃貸は何となく持ち家に比べて不安定なマイナス印象がありますが、
実は気軽に引越しができるという点で非常に大きなメリットを感じることができます。
- 家族構成の変化に対応できる
子供が生まれたり、自立して出て行ったり、高齢になった親と同居したり。状況に合わせることができます。
- 転勤になっても対応できる
- 転職時地域を選ばない
職場を限定してしまう事は、持ち家では非常に大きなネックになります。
私も転職時、県外で再就職できました。選択肢を広げる大きな要素です。
- 経済状況によって家のグレードを変えることができる
収入が減ってしまったので家賃を下げたい/収入が増えたので良い家に住みたい、どちらも対応できます。
- 住環境が悪化したときに引越ししやすい
建物老朽化や周辺に新しい家が建って日当たりが悪化した、近隣住民とのトラブルなど住環境の悪化は常に起こりえます。賃貸だと場所を変えれるので柔軟な選択がしやすいでしょう。
- 家賃のみで住める
ローン返済や固定資産税、修繕費といった様々なコストはすべて大家さんが持ってくれます。
よくある給湯器の故障など、管理会社に電話するとすぐ対応してくれます。自分ですると結構大変ですよね。
では、そんな何かと便利な賃貸ですが、注意するポイントがありますので紹介していきます。
賃貸物件を安く借りる方法
賃貸契約はぼったくりが多い
賃貸物件を契約する際に注意することはとにかくぼったくりが非常に多いことですです。
私は転職の度に4回引っ越していますが、仲介業者によって対応はまちまちですので、
仲介業者にぼったくられないように以下の二つのポイントは押さえておくべきです。
- 契約時に、複数の仲介業者に見積もりを取ること
- 相見積もりを参考に適正料金に交渉すること
見積や交渉はメールなどで記録を残し、言った言わない問題が発生しないように注意が必要です。
95%以上の物件は複数の仲介業者で取り扱いがある
また、ほとんどの物件はどの仲介業者からでも契約できます。ネットの比較サイトを使えばすぐわかります。
「この部屋はウチでしか仲介してないですよ」って言うのは、よっぽど特殊な物件出ない限りウソです。
複数の仲介業者で相見積もりを取ってみて、見積内容を比較し、おかしな項目を見抜きましょう。
- 礼金
敷金が大家さんに預ける保証金なのに対して、礼金は大家さんに支払う謝礼金(物件貸してくれてありがとう代)です。敷金は原則退去時に返金されますが、礼金は返金されないので、バレないのをいいことに業者が上乗せしている可能性があります。
同じ物件で相見積もりを取ると差額があったりして判明するので、必ず相見積もりしましょう。
- 賃料、共益費
これらは家賃交渉が入る前提で高めに設定している場合があります。
賃料に関しては、周辺の住宅の賃料を相見積もりして相場を掴んでおくと、相場まで下げてくれといった交渉ができるかもしれません。
共益費とは、マンションやアパート共用部分の維持管理費のことです。ゴミ置き場の清掃やエレベーターのメンテナンスなどに使われ、物件によってまちまちですが、おおよそ数千円程度が一般的です。
共益費もあまりに高いと疑った方が良いです。
- 保証会社加入料
保証会社は入居者が家賃を滞納した場合に、代わりに家賃を支払う役割があります。
加入料は家賃の0.5ヶ月分が相場で、高くても1ヶ月分程度です。
また、毎年数千円~1万円程度の更新料で契約を更新する必要が出てきます。
- 仲介手数料
賃貸住宅の仲介手数料は上限が法律で決められていて、原則家賃の0.5ヶ月分です。
あくまで上限なので、大家さん負担分だけで入居者は無料となる事もあります。相見積もりしましょう。
- 害虫駆除費、室内消毒、ハウスクリーニング
こういった必要なクリーニングは退去時に大家さんが行います。
どんな掃除をするのか聞いて要らないなら「不要!」とハッキリ伝える必要があります。
バルサン焚くとかアルコール除菌とかで余計な費用かけている可能性は摘んでおきましょう。
- 火災保険
仲介業者が保険会社を指定してくる場合がありますが、自分で選んだ安い保険に入りたいと言ってみましょう。
仲介業者は割高な保険を売るほど保険会社からマージンが入ってきます。
火災保険は加入必須ですが、補償が最低限で1万円以上するようなぼったくり商品に加入する必要はありません。断られることがありますが、本来仲介業者が会社まで指定する道理はないので、交渉するか他の仲介業者をあたりましょう。
- 鍵交換費用
必要ないなら「不要!」と言ってみましょう。通常退去時に鍵は全て回収されますからね。
相場は1万円ぐらいです。提示額が相場より高くて鍵交換したいなら、自分で鍵屋さんに頼むのもありです。
たくさん書きましたが、ぼったくられるポイントはそれだけ多いということです。
相見積もりで相場を知ることで、仲介業者の良し悪しを見極めましょう!
火災保険を安くしよう!
家を借りる時にほとんどの人が加入する火災保険は見直すと安くなる可能性があります。
賃貸契約時に仲介業者の人に勧められて入るパターンが多いと思いますが、価格が高く、保証が薄いぼったくり保険の可能性があるからです。
業者指定の火災保険は、当然ですが業者にマージンが入っています。
たとえば年間1万円程の金額になってると、高いと感じます。
価格ドットコムで相見積もりすると。年間3,000円~4,000円ぐらいで見つかり、補償の充実したものでも7,000円前後です。賃貸向け保険は家財保険と呼ばれるので以下を参考に自分に合った保険に入りましょう。
賃貸物件の家賃を交渉して下げる
周辺物件の家賃相場を調べてみよう
私は引越しましたが、つい先月までワンルームアパートを契約していました。
約3年前に契約し、家賃は5.9万円でしたが、今は…
なんと5.1万円まで下がっています。私が入居したころより家賃相場が下がったためですね。
大手不動産情報サイトのSUUMOなどで検索すると同じ物件や、周辺の家賃相場などを簡単に調べることができます。
日本では、基本的に家の価値は古くなるほど下がるので、家賃も一緒に下がることになります。
数年前に入居した人と、今入居する人で家賃が違うなんてことはよくあります。
なので、自分の物件の家賃相場を調べて「家賃を現在の相場〇万円まで下げて下さい」というだけでここで言うと
月8,000円も節約できることになります。
家賃交渉をしてみよう
大家さんにからしても、退去されて空室になり、新しく住人を探すより、家賃を下げてでも長く住んでもらいたいはずです。もちろん大家さんのスタンスによっては通らないこともありますがチャレンジはしてみるべき金額です。
契約更新時がタイミング的に話しやすいですが、特にいつという決まりはありません。
まずは管理会社に連絡してみて中々動いてくれない時は、大家さんに直接連絡しましょう。
最悪断られても、周辺の家賃相場より高いなら退去して、周辺の物件に移り住めば良いことになります。
気軽に転居できることは賃貸物件に住む強みです。ぜひ強みを生かしてトライしてみてください。
- 値下げの根拠を提示すること(相場検索して目標金額をこちらから告げる)
- 大家さんへのメリットを提示すること(契約を続ける、長く住む)
- 大家さんへのデメリットを提示すること(家賃下がらないなら退去するかも)
- 感謝忘れずに(大家さんは敵ではなく、住まわしてくれる味方です。
交渉は当然の権利ですので堂々とすればよいですが、礼儀正しくお願いしましょう)
まとめ
賃貸に安く賢く住む方法を紹介しました。
まずは、相場を調べることがなにより重要になります。
ここに書いていることだけで、契約時10万円以上節約できる可能性がありますので、是非参考にしてみてください。
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