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30代前半で6回以上引っ越した俺的なアパートの選び方

「アパートの選び方を知っていますか?」

アパートの構造の特徴を知っていれば、”私”のように、ハズレ物件を引いて、地獄の日々を過ごすこともないでしょう。

今回の記事では、30代前半で6回引っ越した、私的なアパートの選び方を紹介しようと思います。

木造から軽量鉄骨まで、さまざまなアパートに一通り住んできました、だいたい1年に1回は引っ越してます。

目次

筆者の経験:20代はずっと賃貸

20代の間、私は賃貸アパートに住んでいました。

転職や引っ越しから、大東建託、積水ハウス、大和ハウス、を一通り住みました。

住んだアパートも、木造から軽量鉄骨まで、田舎から都会まで、満遍なく住みました。

その中の経験から分かったことは、住んでいるアパートで苦情などの問題があると、本当に生活が地獄になることでした。

私が経験した、地獄の騒音問題

社会人の最初の頃でした。

田舎のアパートに住んでいました。

そのアパートは、駅から数分の好立地で、10戸あって、1Fは8畳のワンルーム。

2Fは、ワンルームに、5畳がついた2部屋の仕様でした。

当時のレイアウト

私が1Fに住んでいて、2Fには夫婦が住んでおり、その隣には、当時の同僚が住んでいました。

この夫婦が、騒音の元になり、地獄の日々が始まりました。

まさかの子供が3人もいた

驚くべきことに、この夫婦には、3人の子供がいました。

毎日、凄まじく廊下を走る音が聞こえるのです。

それは朝から晩まででした。

あまりに煩かったので、天井をトントンと付くと、思いっきり叩き返してくる状況でした。

帰宅するときに、2回から使用済みティッシュが落ちてくる

1Fの玄関の上に、2Fの窓があります。

その窓から、2Fの子供が、使用済みのティッシュを、私の玄関に投げ捨てていたのです。

他にも、おもちゃを投げつけてきたり、すごい有様でした。

怖い母親のせいで、2Fの子供が、私の玄関にうずくまっている

ある日、仕事から帰宅すると、玄関の目の前に、見知らぬ子供がいました。

よく見ると、泣いていました。

私は、とても困惑しましたが、話を聞くと2Fの母親が、外に放り出したそうです。

本人は、しつけの一種だと思っているのでしょうが、第三者の私の家の前に、子供を放置する結果となりました。

仕方ないので、母親の怒りが収まるまで、一緒にいました。

休日は、母親の怒鳴り声で目覚める

休日の早朝には、母親の甲高い(かんだかい)怒鳴り声で、起こされることになります。

特に、夏の暑い日には、窓を開けていたので、すべての声が聞こえました。

しかも3人も子供がいる相乗効果で、早朝から晩まで、ランダムな時間に、起こされる生活が続きました。

不動産会社へ相談すると夫婦がある行動に…

私も、度重なる迷惑行為により、不動産会社へ相談しました。

「まずは書類で、騒音を通達します。」

よくあるパターンで、管理会社に連絡すると、まずは書類投函で、騒音を通達します。

しかし、さらなる悪化を招きました。

2Fの旦那が、私の家に来た

驚くべきことに、2Fの旦那が、夜8時に、私の家に来ました。

彼は、整備士として働いているようで、仕事終わりの服のまま、慌てた様子で私の家にきました。

「妻は制御不能で、私も苦労している。理解してほしい」と言われました。

この夫婦のお陰で、寝不足体調不良で、精神不安定になったのに、まだ我慢しろと言われている気分で最悪でした。

ついに私が引っ越すことに

ある日、私は耐えきれずに、2年半耐えて引っ越すことにしました。

新社会人で、私は、最初の会社から半年で転職しており、次の会社の給料が、高卒並みだったので、相当低い給料で苦労していました。

その中で、なんとか引っ越し資金を捻出して、新しいアパートへ引っ越すことにしました。

それまでの反省から、最初は、家賃の安い木造アパートにしていましたが、次のアパートでは、家賃を1.5倍に引き上げることにしました。

引っ越した後の生活は?

引っ越ししたのは、大和ハウスの賃貸でした。

軽量鉄骨でしたが、天井高が高い為、2Fの音は殆ど聞こえませんでした。

また、角部屋だった為、隣に人もおらず静かでした。

この経験から私が学んだこと

私の経験は、レアケースのような気がしていますが、学んだことを紹介します。

あくまで個人の意見になりますが、その後も何度か引っ越したり、このエピソードを友人にも話ましたが、感覚的には当たっている内容だと思います。

  • 家賃が低いと、課題を抱えた人に会う確率は高くなる
  • 木造アパートかつワンルームは、収益優先物件
  • 好立地で、たまたま空いている1室には何かある

家賃が低いと課題を抱えた人に会う確率は高くなる

家賃は、稼いだお金から支払われます。

日々の生活に課題を抱えている人は、お金を稼ぐことに集中できていない為、家賃を下げるほど、課題を抱えた人に会う可能性が高くなります。

不動産仲介業者が倒産後に、名簿を流した

実は、私が借りた時の仲介業者ですが、倒産したらしく、私の電話番号と名前を、名簿として販売したそうです。

引っ越した後も、迷惑電話が絶えない状況で、本当に困りました。

このように、収益優先の安価な賃貸は、住民だけでなく、不動産仲介業者にも注意した方が良さそうです。

木造アパートかつワンルームは収益優先物件

木造、軽量鉄骨、重量鉄骨、コンクリートとありますが、木造が最も建築費が低いです。

さらにワンルームを、何戸も並べて配置するのは、収益優先物件の典型例でした。

まんまと、私も”鮨詰めワンルーム”に、ひっかけられました。

たまたまの空室には、何か問題がある

賃貸公開される流れは、主に2種類だと思います。

一つ目は、入居者のライフステージが進んで(転職や結婚で)、住む必要がなくなって引っ越すこと。

二つ目は、何か重大な問題があって、入居者が渋々引っ越す場合です。

反省して分かった賃貸の選び方

木造、軽量鉄骨など、住宅タイプもありますが、大事なことは入居者の質でした。

私が賃貸を選ぶ際の最優先は、騒音課題です。

今回のケースから学んだことは、仮に駅近でも、騒音がひどければ、眠れないということです。

多少でも、駅から遠くても、家賃が高めのところに住んで、住民の質を上げて、騒音問題から解放された方が、よほど生活は充実していました。

  • 払えるなら、家賃は上げる
  • 軽量鉄骨の高性能アパートを選ぶ
  • 入居前に、ゴミ捨て場や、入居者の雰囲気を見る
  • 不動産業者の言うことを100%信じない

不動産屋を100%信じない

たまたま空室の問題を事前に知ることはできません。

不動産屋は、仲介手数料で儲けることを、目的としています。

その為、騒音問題があったとしても、素直に話す訳がありません。

軽量鉄骨の高性能アパートについて

積水ハウスや、大和ハウスが、高性能な軽量鉄骨の賃貸向け住宅を開発していることは、ご存知でしょうか?

軽量鉄骨も家電と同じで、最新ほど進化しています。

下記は、積水ハウスの調査結果の引用ですが、騒音が最も不満が多く、さらに上階からの足音が、最も不満が多いらしいです。

積水ハウス調査

ハウスメーカーとしても、満足度が下がってしまうと、空室率が上がってしまうので、対策に本腰を入れているということです。

積水ハウスのシャーメゾンなら、シャイド

積水ハウスの軽量鉄骨賃貸であれば、シャイド50(プレミアム仕様)、シャイド55(標準仕様)があります。

シャイド50(標準仕様)とは?

賃貸住宅の音環境を画期的に改善し、全国のオーナーさまに高く評価されている「シャイド55」。上階からの床衝撃音を一般的な鉄骨造の約1/2に低減する信頼の性能で、多くの実績を誇ります。また「シャイド55」にプラスすることで軽量床衝撃音を約1/4に低減する「軽量床衝撃音対策仕様」も用意しています。

シャイド50(プレミアム仕様)とは?

より付加価値の高い賃貸住宅をお考えのオーナーさまに、業界最高水準の遮音性能を誇る「シャイド50」をご用意。特殊床下地工法によってLL値、LH値ともにRC造のマンションレベルの「50」を実現。上階からの床衝撃音を一般的な鉄骨造の約1/3に低減します。

積水ハウス シャイド解説ページより引用:https://www.sekisuihouse.co.jp/shm-keiei/quality/shaidd/

シャイドの構造

シャイドの解説

整形セメント材の基盤を、天井(上の階なら床)に、仕込む技術です。

防振天井釣り金具というのは、ダイナミックダンパーだと思います。

どすん、と落とすような振動に対しての、対策構造だと思います。

ダイナミックダンパーとは、ある特定の周波数に、逆位相の振動を発生させて、ピークゲインのレベルを下げる、飛び道具的なアイテムです。

また整形セメント材を採用していますが、中の空洞部分に遮音材を挟んでいる為、下からのテレビの音や、人の声もある程度、遮断できそうな気がします。

大和ハウスならサイレントハイブリッドスラブ

大和ハウスも、サイレントスラブ55という、積水ハウス シャイド55と同等の、床構造を持っています。

報道発表見るに、2012年あたりから、展開されているようで、今が2024年ですから築12年以内のアパートであれば、搭載されている可能性があります。

大和ハウスの遮音材

「サイレントハイブリッドスラブ50」は、高層ビルで使用されている高強度のプレキャストコンクリート版を低層賃貸住宅向けに採用したものです。プレキャストコンクリート版は突起を設けた「リブ付断面」とし、床衝撃音を低減するとともに、上階との遮音性能も向上させました。(※6)
また、梁の上部には、オフィスビルなどの制振装置にも使用される粘弾性体の防振材を採用することにより、躯体(柱・梁)に伝わる振動も低減しました。
「サイレントハイブリッドスラブ50」の性能値「LH-50」は、鉄筋コンクリート造のマンションのコンクリートスラブで、270mmもの厚さに相当し、当社従来の仕様と比較しても、聞こえる音は3分の1程度になります。

高遮音床仕様「サイレントハイブリッドスラブ50」開発:https://www.daiwahouse.co.jp/release/20121019191557.html

私的な賃貸の選び方

私のおすすめは、最新の技術が入ったアパートを選ぶことです。

大和ハウスも積水ハウス(シャーメゾン)も、賃貸に住んだことはありまして、どちらもこの床の標準仕様が入っていましたが、そこそこの効果はありました。

結局、住んでいる人の民度に左右されるのですが、そもそも積水や大和の賃貸は、少し価格が高い傾向にあるので、住んでいる人も、気遣いできる人が多かった気がします。

無音とまでは言いませんが、大和ハウスの賃貸では、たまたま天井が高かった(2.7mくらいあったような)気がしますので、1Fですが、ほぼ2Fの夫婦の音は聞こえませんでした。

高性能な軽量鉄骨アパートは、コンクリートマンションよりは、同じ広さなら家賃が低く設定されていることが多いので、コスパよく住める気がします。(一生は、辛い気がしますが)

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この記事を書いた人

JTCに勤める30代前半の会社員。若い頃は、有り金を全て車に注ぎ込む人生。転職4回、引越し10回以上。今は都会で世帯年収2000万円以上、激安でベンツ乗り回しています。車を始めとする生活の小技や金融知識を、広く紹介。

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