物価上昇のニュースを見て、今の新卒は生活するお金があるのか?と思いました。
そういえば、自分が新卒の頃は、年収が400万円ほどしかなくて、本当に金がなくて、生活に関する知識もないので、毎日が必死でした。時間もなかったように感じていて、この生活からいつかは抜け出す…と思って生活をしていました。
当時の生活で多数の失敗があって学びがあったので、今回は記事にまとめてみることにしました。あくまで一個人の意見として見て貰えればと思います。
年収が400万円の頃の生活について
私は、大学を卒業してすぐに就職していて、学部卒でした。奨学金も借りていたので、卒業してすぐに500万円近い借金からスタートしまして、毎月2.5万円ほどを返却しながら生活をしていました。ちなみに、当時は、彼女もいなくて、独身でした。車やPCやカメラといった趣味に夢中でした。
やけくその生活
新卒の最初は飲み会も多く、自炊や節約に詳しくなかった自分は、散財していたように思います。毎月18万円くらいの手取りでした。
こんな少ない給料でどうやって生活するんだ?と思いながらも、散財しながら生活していました。
毎月、給与明細を見ては、ため息ばかりついていましたし、口座残高は、常に0円ギリギリでした。当時は、若いうちに金を使うべき。自己投資〜などと、いう本当にくだらない思想でした。
無駄な車や外食の散財生活に陥る
車を持っていましたが、燃費が相当に悪い車でしたが、スポーツカーで楽しかったですが、軽自動車でも良かったと今でも後悔しています。
残業が23時までOKの会社だったので、帰宅してからは、外食か冷凍食品の生活でした。平日は仕事が長いので、休日は疲れて寝たり、ネットサーフィンで1日を潰していました。
他にも、2LDKで55m2の無駄に広い部屋に住んでいたので、掃除が大変でしたし、寒さも感じていました。それまで大学生活でワンルーム生活ばかりだったので、社会人になって、多少の金がもらえるようになって、無駄に広い部屋に憧れて借りてみたのですが、引っ越す度に費用もかかるので、住んだ後に後悔したパターンです。
400万円だと会社もそこそこヤバかった
新卒で入社したのは、社員数が500人くらいの小さい会社で、のちのち半年で辞めるのですが、結構やばい会社だったと思います。
入社して、お寺に修行に行くように言われて、精進修行がスタートしました。スマホは没収されて、平日は全て修行の日々でした。平日の自由時間もほとんどないのに、残業時間もつけれなくて、食事も精進料理といって、ごはんに漬物くらいしか出てこない日々でした。
しかも会社の社是を大声で宣言しろ。みたいな研修もありましたので、だいぶブラックな感じだったと思います。私は障害反抗期みたいな感じなので、洗脳されることなく、脱出資金が貯まった段階で転職しました。
このボロボロの生活から学んだこと
エネルギーを使う方向が間違えていた
まとめると年収が400万円になると、会社や同僚なども、どんどん進化するというよりは、自分から辛い道に入っていく行動を取ることが多かったように思っていて、平たく言うと、エネルギーの使い方を間違っていたのだろうと思います。
倹約を知らず、無駄に焦る
他にも、大学時代の妙に制限されていたという自分の勘違いから、身の丈に合わないような、車や家に住んでいました。少し良い生活をすれば、自然と給与も上がったりパフォーマンスが上がるように勘違いしていました。
もっと倹約的に生活をするべきであって、生活をデザインするという発想を持つべきだったような気がしています。
今やり直せるなら
これからは、本当に厳しい世界が待っていると思います。老人が凄まじいペースで増えていて、社会保険料は凄まじく上がります。
一方で、給料の上がり幅は非常に小さい現実があります。すでに、日本人の働く層の人達は、節約をしすぎていて、旅行にも国内くらいしかいけませんし、だんだんと心の豊かさを失いつつあるような気がしていて、給料を自分で上げることも難しくなってきているような予感がしています。(あくまで個人的な意見)
そのため、今自分がやり直せるのであれば、
- 車は買わない
- 狭くても良いから温度変化に強いワンルームを借りる
- 工夫してものは買わないor安く買う
- どうせ転職するなら飲み会や、同期での食事会は断る
- 食事に最優先で費用を割く
- 貯金と投資を勉強しながら実践する
当時はスーツを着ていましたが、23時に帰るので洗濯が間に合わずに、何着も買っていました。今、思い返せば、気合いで洗濯すれば良かっただけでした。
他にも23時に帰るのが問題では無くて、23時までバカみたいに全力で働いていたのが問題でした。経営者でもなくて、サラリーマンの為、そんなに頑張っても急激に給料が上がる訳でもありません。
自分が全力で働いても500人もいるので、誰かがサボれば、全体としてのOutputは増えません。全体のOutputが増えなければ、業績も上がらないので給料も上がりません。当時は、営業職ではなくて、チームで働いて成果を上げる開発職だった為、適所に力を入れて仕事をすれば良かったのに、常に全力でした。
しかも仕事で全力でエネルギーを使ったあとに、疲弊した同僚と外食ですからね。会社の愚痴の言い合いで、エネルギーを使い果たし、さらに少ないお金まで使い果たしていました。
今やり直せるなら、飲み会や外食に行っていた時間で、読書や筋トレをします。同僚とは、会社の業務時間で話せば良いので、それ以外の時間は、会社とは別のコミュニティを作る時間にしたり、自然の中で休憩したり、自分の趣味を育てるような時間に充てれば良かったと思っています。
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