給料をあげたい。と思っていませんか?
気づけば自分も30歳の半ばになっていて、周囲にかなりの金持ちも登場してきたのですが、その人たちを眺めていると、年収が高い人達には、一定の法則があるように見えてきました。
当時20歳の頃は、あまり意識していませんでした。言い訳ですが、そのような知識をくれる人や、本を読んでこなかったからです。今更ですが、ポジション取りの大事さがわかります。
能力で給料がきまることは少ない
私もニュースで聞くような大企業に何社か勤めてきましたが、給料が高い人たちは、どちらかと言えば、仕事に対する能力は、そこまで高くないのですが、良い役職や良い給料をもらっていることが多いような気がします。
例えば、製造業の大企業に勤めている人は、ものづくりに関する知識があまりありません。中小企業に発注しているだけで、彼らが単独で、実際に製品を加工して作ることはありません。それでも大企業で発注している人の方が給料が高い傾向にあります。
評価された時点で周りも似たようなレベル
よくよく考えて欲しいのですが、あなたがいくら素晴らしいアイデアを考えついて提案しても、周囲が理解できないような知識レベルの人しかいないなら、その凄さは認識されません。
仮に認識されても、その凄さを宣伝してくれる人がいないと、あなたの凄さは広まりません。
例えば、企業の中で仕事をしていて、能力の高さを評価されようとした時に、結局、それに気づける人は、自分と似たような能力や地力のある人になります。
つまり、そもそも評価される時点で、その周囲の人も似たような能力だということになります。得に、小難しい理系の仕事では、周囲に凄さが伝わることは低いでしょうね。
プロサッカーなんかであれば、点数やアシストを決めた人が明確にわかりますが、100人規模の多忙なプロジェクトだと、その凄さも埋もれてしまうでしょう。
イケてる業界は年収が高い
ここで重要になるのが、ポジションになります。これは単純に管理職になろうという意味ではなくて、業界全体のポジションの話をしています。
給料の高い業界というのは、ニーズが高いか、希少度が高い傾向にあります。誰でもできて、簡単な仕事は給料が安いというのは、誰でも想像がつく話かな?と思います。
良いサイクルにハマっている企業を探しましょう。人材流動性が高くて、新規産業で、若い人も多く参入してきていてチャレンジのチャンスがあるところが良いでしょうね。100年歴史がある企業なんかに入ってしまうと、すでに、大量の先輩が列をなしているので、先頭に立つまでに時間がかかってしまいます。
イケてる業界というのは、収益性の高い業界のことです。例を上げると、化粧品業界や飲料品メーカーのような収益率の高いメーカーになります。
価値や体験を売っている
ここで注目したい考え方として、イケてる業界というのは、単純に製品を売っているわけではありません。彼らが売っているのは、体験や価値になります。
例えば、コカコーラが売っている自動販売機のコーヒーですが、寒い日であれば、暖かいコーヒーでほっこりする気分を得ることができますし、逆に夏の暑い日に、水を買えば、すっきりとした気分を得ることができます。
このように、イケてる企業というのは、単に製品を売っているだけではなくて、なんらかの顧客体験の販売がうまい企業のことを言います。
そして、顧客体験が、収益性の良いもので成立していることも特徴でしょう。例えば、コカコーラの原材料は、実際の売値より、ずっと低いような気がしますよね。
化粧品業界の方も、高級品であれば、100mlで数万円というものはありますが、原価はだいぶ安いと思います。
付加価値の高いポジションを探す
20代で覚えておくべきは、付加価値の高いポジションを探すことだと思います。具体的には、下記のようなポジションがあります。
- 問題解決能力を発揮できる…経営コンサル、データサイエンティスト、プロジェクトマネージャー
- イノベーションを起こせる…起業家、研究者、デザイナー
- 専門性…弁護士、医師
- 組織全体に影響を与える…人事担当、経営企画
このような知識をもってキャリアのロードパスを考えることが大事だと思います。
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