「最近、中古車が値上がりしていませんか?」
円安を背景とした値上がりと、中古市場の成長は続いており、年間平均の成長率は、約6.07%だそうです。
引用元”Japan Used Car Market Insights Forecasts to 2032”:https://www.sphericalinsights.com/reports/japan-used-car-market
今後もオンライン化が進んでいくので、これまでアクセスしなかった人まで、気軽に中古車売買に参入してきます。
そのようなステージに、世の中が進んだ場合、”レアな車”というのは、値段が上がってくるような気がします。
この記事では、これから値段が上がるとは言いませんが、”値下がりしそうにない車”を紹介しようと思います。
値下がりしそうにない車の特徴
値下がりしにくい車には、下記のような特徴があります。
- 生産終了モデル
- 限定版、特別仕様
- ブランドのフラッグシップモデル
- メンテナンス履歴が良好
- エンジンや技術に特別な特徴をもったモデル
需要(買いたい人)と供給(中古市場の残数)のバランス問題です。
生産終了して、中古市場に残数が少なくなってくると、明らかに値上がりしてきます。
これから値下がりしそうにない車
それでは、生産終了が噂されている車を紹介しようと思います。
どの車も、ある程度の値上がりをしていて、一部新車価格を超えていますが、今後も値下がりしそうにありません。
R35 GT-R
2025年8月に、生産終了が発表されているのが、日産R35型のGT-Rです。
日産のフラッグシップスポーツカーで、エンジンは匠が組み立ていたり、官能的なエンジンサウンドを奏でながら、ニュルで鍛え上げられた車ですから、ファンが多く、値下がりしにくい特徴に当てはまっています。
一旦…生産終了のGT-R、その未来は?:https://kuruma-news.jp/post/760293
初期型は、777万円で発売されましたが、15年経って15.5万キロ走行した車が585万円です。
15年で192万円の値落ちですが、年間12.8万円の値下がりということです。
少し新しい2016年式は、新車価格が1,100万円に対して、1077.6万円で、ほぼ新車価格のままです。
すでに値上がりしていますが、今後も生産終了した後は、価格を維持し続けるでしょう。
筆者も、2016年あたりを、1台買っておこうかと悩んでます。
BMW M3 マニュアル
M3というモデルがあって、M4より性能が少し高いです。(少しワイドアンドローにしてる分)
4ドアセダンの方が、2ドアクーペのM4より人気があります。
このように、中古価格自体が1408万円ですが、M3は50thアニバーサリーモデルは新車で約1,390万円でした。
諸経費を抜くと1,368万円ですから、2年経過しても22万円しか値が落ちていません。
下取りはおそらく100万円やすい1268万円前後だと思いますが、このオーナーは年間50万円くらいでM4に乗っていた計算になります。
・全長×全幅×全高:4,805×1,905×1,435mm
・トランク・ルーム容量:480 L
・直列6気筒DOHCガソリン
・最高出力: 480馬力〔353kW〕(6250rpm)
・最大トルク:550Nm〔56.1kgm〕(2650-6130rpm)
BMWはM3/M4を生産しないことを決めている
2023年11月製造を終了したBMWミュンヘン第1工場の内燃機関用エンジン工場。そして、今後新工場で建設されるのがEVのみと知ったミュンヘン市民とBMWファンが衝撃を受けているという。ミュンヘンからのリポート。
「BMWはミュンヘンで『M3/M4』を作らない」今後第1工場がEVを生産することに動揺を隠しきれない市民の声:https://motor-fan.jp/genroq/article/98131/
BMWはEVに切り替える為に、ドイツミュンヘンの第一工場にて、M3とM4を作らないことを決めました。
その為、今後M3とM4新型が登場するとしても、6MTが登場する可能性は低い為、価値を維持し続ける可能性が高いと考えています。
M3の影に隠れるM4が超お買い得
BMWのM4クーペモデル(2ドア)になります。
3.0Lの530ps/550Nmの超ハイパワーエンジンに、6MTがのっかっている希少なモデルです。
新車価格は1,280万円でしたが、今は911万円に落ち着いています。
スペック的には、M3にかなり近いですが、M3 50th対比で、500万円も安いです。
性能だけ楽しみたいならM4の方が、ずっと安く買えるような。(筆者も欲しい)
R8
得に値上がりしていると感じるのが、Audi R8 5.2L V10の初期型です。
ガヤルドやウラカンと、同じエンジンを搭載していますが、官能的なサウンドが人気です。
硬派のAudiが設計しているので、フェラーリやランボのような派手さはありませんが、毎日乗れるスーパーカーとして、評価されています。
Audiも生産終了を公言している?
Audiの公式動画ですが、The Last Lapというタイトルです。
生産終了を撤回したりしているAudiですが、今後の業績によっては、R8のような大排気量エンジンの生産は終了せざるを得ないでしょう。
大排気量エンジンは、なぜ無くなるのか?
ちなみに、大排気量エンジンを作ると、売り上げが大きなUS市場での、CAFE(Corporate Average Fuel Economy)という、企業毎のCO2排出量に応じた罰金が辛くなります。
100% EVを発売するテスラは、他の企業にCO2排出権を販売して利益を得ていて、既存のガソリン企業は、罰金を支払っていて、EVへの大胆な投資も出来ない構図です。
今後のアメリカ首相次第でしょうが、R8 V10が無くなる可能性は高いと推測しています。
タイムレスデザイン
このyoutuberは、5年間初期型のR8を保有しており、そこから学んだことを動画にしています。
R8の驚くべきことは、タイムレスなデザインで、2008年の車なのに古さを感じさせません。
V10のサウンド
当時のR8のCMを掲載しておきますが、この官能的なサウンドは魅力の一つです。
初期型5.2Lは日本から在庫が消えている
最近になり、初期型のR8 5.2Lがとても海外で流行っているみたいです。
性能の割には、一時期、中古が割安だったので、一気に買われた状況のようです。
状態の良いR8初期型だと、1,214万円もして、マイナーチェンジ後の1,480万円と近い金額になっています。
一時期は、3桁万円で買えたように思いますが、状態の良い車は、最近、まったく見かけなくなりました。
硬派なタイムレスデザインに、5.2L V10エンジンは、今後も価値が落ちにくいと思っています。
F360モデナ
フェラーリが1999年から2005年に発売していたミッドシップレイアウトの2シータースポーツカーです。
新車価格は約1,600万円ほどでしたが、最近は中古市場の流通量が減っていて、値上がり傾向です。
THE CLASSIC VALUE:https://www.theclassicvaluer.com/cars/ferrari/360-modena
このクラシックカーの、中古流通車の値上がり率がわかるサイトを見ると、上昇傾向に入っています。
特に状態が良いモデナだと、21年前のモデルでも、価格を維持しています。
だいたい30年経過すると、価格が上がりやすいような気がしますが、あと9年状態良く維持できれば、プレミアム価格になる可能性があると思います。
ランサーエボリューション
2007年から2015年まで、発売されていました。
もう新車より高い
当時の新車価格は、430万円でした。
現在の乗り出し価格は650万円になっていて、すでに新車より高額になっています。
今後もランエボは、価値が上がっていくでしょう。
どうやったら、スーパーカーを走行距離少なく保管できるのか
雨風防げて、防犯できるガレージは必須だと思います。
サラリーマンとして、複数台もつのは厳しいものがあります。
その為、田舎で安い土地を買って、保管するようのガレージを立てて、週末に適度に少しだけ距離を乗るよなスタイルになるでしょね。
お金がすごくあれば、何台もスーパーカーを買って、走行距離を抑えることは出来ると思います。
沢山乗りたいけど、”乗れない”に、どう向き合っていくのかが、課題だと感じました。
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